電信柱には、たくさんの光ケーブル端子ボックスがついている
ハノイの電信柱には帯びただしい光ケーブル端子ボックスが付いている。むかしつかっていたと思われる、電話用の端子ボックスもそのままぶら下がっていたり、それぞれの業者が勝手に設置してあるような感じで設置に規制があるとは思えない。
途上国では、撤去するということはしないのだろうか。次々と、空いているところに設置している。すでにいっぱいの電柱もあり、手に届くところまで設置してあり、触ろうと思えばだれでも触れる状態だ。
業者が勝手に設置していくから、責任が分からずそれの撤去もできないのではないかとおもう。届け出があれば、それは撤去業者もわかるはずですが、急速な、インターネットの普及に規制が追いついていないのではないだろうか。
最新の光ケーブルがまるで前衛芸術のように巻き付いている
写真を見ると、まさに前衛芸術のような状態ですが、それが、実際に最新の光インターネットとして、はたらいているのには驚きです。
テレビのアンテナも少なくケーブルテレビが多い
同様に家の屋根をみると、テレビのアンテナがちらほらみえるのですが、それも、折れていたり、さびていたりして、使われているようにはみえません。また、衛星のパラボラアンテナも、少ないです。タイ、フイリッピンなどでは衛星のアンテナがそこらじゅうに多くあるのですが、ここハノイではあまりみません。おそらく、光ケーブルを使った、ケーブルテレビが主流と思われます。
私の住んでいる借家も大家が、VTVという、国営ベトナムテレビの子会社VTVcabケーブルテレビとインターネットの組み合わせで契約しています。価格は以下のような感じです。日本円にすると、THケーブル+インターネットで22Mbpsで月1450円で安いことはやすいのですが、品質はいまいちという感じです。このほかにも、ケーブルTV業者やインターネットプロバイダーはたくさんあります。
雷が鳴り、激しい雨が降った後、インターネットが止まった
先日、雷がなり、激しい雨が降った後から、テレビも見えなくなり、ホワイトノイズだけがなりひびき、インターネットもつながらなくなったので、大家にプロバイダー業者を呼んでもらいました。1時間ぐらいして、バイクで、技術者がきました。家のなかの、端末の光ケーブルの受信状況を持ってきた、かなりしっかりした光ケーブルテスターで調べ、収容局とモバイルで話しながら、減衰状態から問題は家の中ではなく、外だということになりました。
そして、バイクに積んできた、伸縮階段を伸ばすと、家の外の電信柱についている、ボックスを調べていました。さらにその前の位置だったらしく、しばらく待ってくれといって帰ってから1時間ぐらいで、開通しました。そこからは連絡はないのですが、ボックスも設置しっぱなしで、ふたがいい加減に閉めてあるし、落雷サージと大雨などが原因ではないかと考えています。技術者は光ケーブルの扱いはしっかりしていましたが、日常メンテをする習慣がない国なので、壊れてから頼んできてもらうという、無駄な時間が必要なのです。
最新のテクノロジーに、メンテナンスの習慣はない
私のアパートは、一応光ケーブルなので、調子の良い時はダウンロードは14Mb/s程のスピードがでますが、ひどい時は、600kぐらいまで下がってしまいます。またアップロードが遅く2.8Mb/sしかでません。光ケーブルなので品質はいまいちです。サーバーに動画を上げるのは厳しく、時間がかかります。
光ファイバーは計測器さえあれば、光が来るか、来ないかを調べればよく、どこで問題が起こっているか解析できるので、メタル電線の抵抗をはかるより調べるのは容易なようです。最新のテクノロジーがこのような、途上国に投入されていくのは、電話線や、テレビアンテナをそれぞれの住民が引き回すより、ずっと効率的で良いことだとはおもうのですが、どんなテクノロジーでも、メンテナンスをおこたれば、使い物になりません。メンテナンスの習慣を技術移転していくことも必要なのです。
まえにも、書きましたが、アパートを借りるときに、インターネットの質を確認したほうがいいです。部屋が良くても、インターネットのスピードが弱ければ、スピードを上げるように交渉するか、他のところを探したほうが良いです。ネットのチェックはサイトがたくさんあるので、それでチェックをしてください。
ハノイは、植民地時代からのヨーロッパ風の古い街並みと、最新のテクノロジーが融合している場所といえるのではないでしょうか。裏道に入ると、まるで迷路のような暗い細い道が通じていて、方向感覚を失います。人がすれ違うのもやっとの道にも、バイクが走ってきます。道から見える家の中には、大きなデジタルテレビが光っていて、その不似合いな組み合わせが、とても不思議な空間なのです。ぜひ一度ハノイも訪れてください。
ベトナム旅行で、短い滞在ならSIMはアマゾンで買うのが良いでしょう
一番おすすめは、日本からamazonで買っていくのが面倒ではなく便利です。それほど高いわけではありません。短期の旅行や出張であれば、現地の空港に降りた時からすぐつかえますので、とりあえずamazonで注文して持っていくのが良いと思います。長期では、現地SIMを購入したほうがエコになります。
ベトナムへのチケットは旅行予約ならエアトリ