アメリカVIXは意外と大きく上昇してはいない
新型コロナショックは世界中で予断を許さない状況ですが、しかし、VIX(恐怖指数)は意外と大きくなっていないのが驚きです。
2002年11月から2003年のイラク戦争VIX40、2003年半ばにかけての中国での「SARS(重症急性呼吸器症候群)」と比較しても、あの時のVIXが30を超えたことを考えると、今回も大きくVIXが上昇すると恐れていたのですが、今回はVIX18で、20も超えていないのです。そして、直近ではVIX14ぐらいで危険な状態では全くありません。2008年9月の「リーマンショック」VIX60、2011年の「ギリシャデフォルト危機」VIX44から考えると、恐怖はそこまで感じていないということか、危機に対する耐性ができてきたということでしょうか。
危機を持つ人と、大丈夫だと思う人が綱引き状態でバランスしている
チャートをよく見るとあることに気づきます。それは,VIXが底を打つとそのあとに大きな上昇が訪れてていることです。VIX(恐怖指数)はまさに人間の心理からできているチャートで、VIXが10ぐらいの底というのは、ほとんど誰も危機感を抱かないという時なのです。つまり「ほとんどの人が安心感」を持った時に何か大きな事件が起こると、安心安全につかりきっていた心が、突然の恐怖感にさいなまれて大きく上昇するのです。
ということで、現在のVIX15前後の状態は、危機を持つ人と、大丈夫だと思う人が綱引き状態でバランスができ、大きく動かないと考えられます。ダウは押し目を買われ再びステージ1上昇期にもどりました。まだしばらくこの状態が続きそうです。
欧米VIXに比べ、日経のVIXが一番大きく振れている
日本のVIX指数は、欧米と比べてみると違いが判ります。下のチャートでは日経VIXとユーロVIXとS&PのVIXが重ねてあるのですが、オレンジ色の日経VIXばかりがいつも、アメリカ、ヨーロッパより高いことがわかります。
日本人は「チキン?」いうわけではないですが、耐性が欧米人に比べて低いのではないかと思います。日本は暗く長い失われた20年といわれるなべ底状態から浮上するか、しないかのせとぎわでいま、膠着状態です。一度解消された、売り残もまた増えてきました。売りが増えてくると、膠着が長引くと買戻しが出てきますので、まだ上値余地があると考えるのもありかもしれません。
NYは押しを入れながらも上昇している
一方でNYは順調に押しを入れながら上昇しています。何度も最高値を更新しているのに、日本はというと情けない状態ではあります。中国との距離の違いということでしょうか。投資は、アメリカのように、押しを入れながらもダウが上がっていくことで、資産を確実に増やしているわけですが、日本もここで24000円を超え新たな高値を作っていきたいものです。そうなってこそ、貯金から、投資への考えがアメリカのように日本にも定着するとおもうのですが。いつそうなるのか?
NYは第1ステージに戻った、日経も続いてほしい
売り買いの主体を見てみると、個人の買いが増え、海外は売っています、信託銀銀行はニュートラル、投資信託もニュートラル、証券自己は売っています。海外と証券自己が売ったものを、個人が押し目として買った状態です。膠着状態がどちらに動くか予断を許さない状態です。しかし、NYが第1ステージに戻ったので、日本もこのあと良いニュースがでて安心感が出てくれば「移動平均線大循環分析」の第1ステージ(上昇期)に戻るはずなのですが。
そこで、この不安定な状況で安全・安心な投資はどうすればよいのかということですが、ここは個別株ではなく、投資信託がいいです。
選び方は単純です
ノーロードで 信託報酬が低いものを探すことです
投資信託を検索してみると、信託報酬が低いのは、アクティブ型ではなくインデックス型が多いです。アクティブ型は運用者が努力してポートフォリオを設計するので報酬を多く取るということで高く、インデックス型はすでに組まれている指数にのるので、最初の指数決定後は運用者は特に悩まなくていいわけです。
日本の株価が不安定な状態の今も、アメリカのS&P500インデックスは押しを作りながらもしっかり上昇を続けています。加熱して押しを作っても長期で上昇していけばいいわけです。長く持っていれば資産は増えていくわけです。
信託報酬が低くて人気のシリーズはeMAXIS Slim
信託報酬が低くて人気のシリーズはeMAXIS Slimです下の図を見てもらうとわかりますが、ありがたいことに信託報酬を数か月で次々と下げてきています。ほかで安い投信があると、それと同程度まで下げています。いま一番低いのは米国株式(S&P500)の0.0968%です。これは人気になるわけです。
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もっと安いSBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、0.0938%
SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、0.0938%、eMAXIS Slimより安いのです。純資産も増え続け179億円以上あります。下のチャートを見てもわかる通り、押し目は作ったものの、高値を更新しています。アメリカの指数が上がれば、その翌日は基準価格に反映しあがります。しかも、まだ設定後1年もたっていないので、1万円の基準価格より、少し高いだけです。設定来でいえば11.89%2/13日現在です。
(愛称:SBI・バンガード・S&P500)SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
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投信の良さは、だれでも必ず買え、必ず売れること
投信は、注文をwebサイトでいれれば誰でも買えます。値段は予測するしかありませんが、必ず買えることと、売るときも必ず売れることです。
もう一ついいことがあります。株式相場が急落したときに買うのです。約定は翌日なので、ほとんどの場合安値で購入できます。
売りは、株式相場が大きく上昇したときに売るのです。翌日は基準価格も上がります。つまり、確実に売買できるうえ、買いと売りのタイミングを逃さないのです。
ご存じのように、株はそういうわけにはいきません相場が上がれば株価は上がるのですが、天井や天低で売買するのは、始終相場を見続けていないと無理です。ぐんぐん上がって売りたい人が増えてくると、一気に売りが出てきて下がってしまうことも多いと思います。投資信託はそういうことがありません。index投信なら、相場が上がればあがりますからそれを予想して高値で売ることができるのです。相場が下がったときには、安値を買うことがだれでもできます。
私は、S&P500のシンプルな投資信託で安いときに買い、この最低の手数料で高いときに売り確実に資産が増えています。
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