やっと日本のスマホ料金も世界と比較できるようになった
菅首相の要求により日本のスマホデータ利用料金もやっと先進国の中で低い料金として数えられるようになりました。キャリアは「20G」というプランでほぼ横並びでの値下げ案を出してきました。 たしかに、容量は多ければ多いにこしたことはありませんが、実際のデータ使用量ではほとんどのユーザーが3G以下なのに、なんで20Gなのか疑問ではありました。20Gは魅力ですがユーザーとしてみれば、無駄な使い方はせず、月々の支払は少しでも安くリーズナブルに抑えたいのがホンネです。
楽天は今後のエリア拡大に期待
その中でも新規参入の楽天は、段階的に料金が決まるプランをだしてきました。20Gから1Gまで段階的に料金をスライドさせる体系です。これだと、1G以下の時はゼロ円なので、リーズナブルではありますが、リモートの時代になり、zoomとか数時間使うとさすがに1Gとかはすぐ使いきってしまうので、スマホを日常的に使う人には、月1G以下ゼロ円はほとんどありえないと思っているのではないでしょうか。
一方で人気になった楽天のプランは20G超過後はどれだけ使っても無制限となるのは魅力的です。楽天の問題は、いままでMVNOでしたから自社のアンテナ展開が弱く電波の全国展開がまだまだということです。都心でほとんど使う人においての利用は問題ないのですが、地方においては、ドコモのような山間地展開のfomaエリアがなく、人口密集地から外れると心配で使えないところが多いのではこまります。エリアが拡大されるまでは、まだ選べないというのが一般的な考えではないでしょうか。
といっても、Foma、プラチナバンド800Mhz帯も2026年廃止になる予定なので、今後のエリア拡大に期待します。
3Gでは通勤途中の動画は我慢が必要、動画はどのくらい消費?
もちろん、20G契約であれば、ユーチューブは画質によりますが中ぐらいの画質SD(スタンダード)で1時間で1Gぐらい消費すると考えたほうがいいです。HD(ハイビジョン)、フルHD(フルハイビジョン)、4K.8Kなどはもってのほかです。
これはネットTVなど見るときも同じです。つまり20G/月でも毎日1時間映像視聴を続けると1か月は持たないことがわかります。一方、zoomやteamsでテレビ会議をすると1時間で700Mぐらい減ります。
このように大手キャリアは20Gクラスは2980円(税抜き)で落ち着いたのですが、ご存じのように7割の人のデータ利用は3G以下です。メール送受信とLINE通話,Web閲覧だったら十分間に合います。ただしYouTube、TikTokなど動画視聴をやると注意が必要です。3Gの場合は動画は月で3時間程度の視聴にとどめないとだめでしょう。
動画の消費ギガはおよそ1時間700MGで計算しておいたほうが安全です。毎日動画を見る人は3Gでは間違いなく足りません。すぐに速度制限になります。ただし、自宅に光回線とかがある場合は、Wi-Fiを使うことで、動画は自宅Wi-Fiで視聴なら全く問題はありません。ユーチューブなどの動画の通勤途中での視聴はやめておいたほうがいいでしょう。通勤途中は、ブラウジングやニュースチェック、メールチェックなどにしておくべきです。
3Gイカでは、接続料値下げの問題が解決していない時から、3G 900円(税込み990円)を出してきたOCNモバイルONEが最も中心です。
キャリアの接続料の問題も「3年で半減」に決着で10月1日から格安SIMも値下げ
1000円以下の3Gと、2980円の20Gでは確かに20Gのほうがお得なのです。G(ギガ)あたりで比較すると3Gでは333円20Gでは149円で、20Gのほうが明らかにお得ではあります。どうしてこんなに違うのかと思いますが、これは、キャリアの電波を借りている格安SIM会社は、キャリアに接続料を払うからです。
キャリアの値下げが進む一方で、格安SIM業界が昨年12月から要請していた接続料引き下げに対して、総務省がMNO3社に接続料引き下げを要請した結果、大手キャリア3社が、2021年2月末までに総務省に届け出た接続料の平均が、3月8日に開催された有識者会議「競争ルールの検証に関するWG」で公開されました。
公開された資料によると、2021年度の接続料は10Mbpsあたり26万円で、2019年の58.1万円からおよそ半額、2016年の96.6万円からはおよそ4分の1に下がっています。これはこれで終わりではなく、さらに、毎年下げて3年間で半減させるということになりました。この方向性により、やっと格安SIM業界も4月から順次値下げに踏み切れることになりました。現在では、G(ギガ)あたりの価格は2倍以上まだ高いので、今後3年間でもっと安くなれば、キャリアから、格安SIMへの動きは加速するでしょう。ここが安くなると、SIM搭載の家電などがこれから活用されてすそ野が広がると思います。
3Gでのお得な注目業者はどこだ、お店で購入可も選択肢
いつも格安SIMの中で、最低を狙ってくるLIBMOは20Gで、1810円 (税込み1991円2000円イカ)です。これはすごいですね、20G使えて、大手キャリアより960円安いのです。しかもプラン変更料は無料なので、そこまで必要ないとわかればプランを変えればよいのでとてもいいです。3Gレベルでは5Gで1150円(税込み1265円)これは、3Gでは少したりない少しは映像も見たい人むけです。しかも回線はドコモ回線で安心です
イオンモバイルでは、3G、980円は他と同じですが、プランは1G刻みの料金で考えられるところです。4Gでは1080円という具合です。もちろんプラン変更は無料なので、試しながら自分に一番合ったGでの契約ができます。また高齢者にやさしい、やさしいスマホがあり、なんといっても利点はお店で、相談、購入が可能なところがよいのです。購入し、開通を待つ間、スーパーで買い物をしながら待てるというところが、ネット取引が苦手な年代層には人気です。
私は、やっぱり20Gは魅力がありますが、まだ5G全盛の時代にはもう少しだし、動画は自宅で見ることで我慢し、ほかの、サブスクにもお金を回すため、少しでも経済的に安くしたいと考えます。3000円イカと1000円イカでは月2000円ほかのサブスクに回せるのは大きいと考えています。
ダークホースはY.Uモバイルではないか?
ダークホースですが、私は、y.uモバイルに期待しています。Y.U-mobile 株式会社はご存じUSEN-NEXT HOLDINGSとヤマダホールディングスが共同出資により設立したMVNO事業の運営を行う会社です。
10月1日から新料金が発表されましたが、シングルプランで5G、1070円(消費税込み)です。3Gでは映像が心配でしたが、5Gあれば少しは通勤途中の映像も可で、税込みで1070円なら、1000円イカとは大きく違わないので、これに大きく魅力を感じます。永久繰り越し100Gまでは使わなかったギガを100Gまでためることができるなら、時々贅沢にユーチューブを見ることもできます。しかもヤマダ電機の店頭で申し込みができるため、高齢者も楽々変更できます。まさにダークホースといえます。さらに修理費用保険サービスがついているというのも、驚きです年間30000円までの保障がでるようです。対象スマホは中古でも5年間ですから、水没や画面割れなど、だれでも起こりえる事故に対応できます。
この値段で出してきたのは、エンタメのUNEXT同時加盟を狙ってのことではないでしょうか。映像サブスクはこれからの領域なので、10G+U-NEXTで2970円は安いとおもいませんか。格安SIMの10G料金はほぼ、2000円前後なので、U-NEXTが実質1000円イカです。映画、雑誌、マンガ、書籍、音楽まで使えるとすると安いですよね。
この、Y.Uモバイルに現在のキャリアやほかの格安SIMからかえるときは、3000円の事務手数料がかかりますが、それも安くできます。それはエントリーパッケージを購入してから申し込むことです。これでエントリーパッケージ代だけで事務手数料はゼロ円になります。