ベトナム最後の秘境フーコック
ほとんどカンボジア国境に位置するフーコック島は最後の秘境と言われるだけに、素朴で、まだ開発が島全体に進んでいないためビーチも静かにゆったりできます。きれいな白浜もあります。スノーケリングツアーもベトナムらしい木造船で、趣きがあります。プーケットも昔はこの種の船でしたが、いまはFRPのスピードボート全盛になってしまいました。急ぐたびでもなく、レトロ感を味わう素朴なツアーを満喫したい方にはおすすめです。私は、スクーバよりスノーケリングのほうが好きで、ポイントで十分時間をとり、自由に泳ぎ回れるこのスタイルが好きです。自然を楽しむのは時間が決まったスクーバより、自分の自然な呼吸で楽しめるスノーケリングがとても心地よいです。
このフィン使ってみてください
スノーケリングの時に持っていくものとして、小さいフィンは必須です。海外ビーチで最大限に楽しむためには、このフィンがおすすめです。結構力も出ます。それでいて荷物にはなりません、しかし浮いてしまうのはだめです。これは沈みます。さすが昔からのAQAの製品で研究されています。
アクア(AQA)フィン ショートトレッカー
時間に縛られる日常からの回帰
昔のプーケットからのシミランツアーで。もともとエンジンもボロボロの船でで、帰りにエンジンが故障して、漂流しながら船長がエンジンを必死に修理し、真っ暗になって港に戻ったこともありました。しかし、一生懸命修理をしている船長に、文句を言いたくなるような気分では全くありませんでした。むしろ、仲間として修理を応援しながらその状況を楽しんでいた気がします。時間に追われた都会から自然を味わいに来ているのだからこそ、時間で物事を考える気持ちからは飛び出したと言ったらいいのでしょうか。
観光開発と自然環境の対立するジレンマ
意外と、サンゴは元気でした。サンゴにとっては、開発による土砂の流入が一番よくない環境で、フーコックはまだまだ沿岸レジャー開発が遅れているといった理由だと思います。ホテルを建てようとしている場所の下流側になる場所にも潜ってみましたが、逆側と比べてサンゴが弱っていました。手であおると土砂の小さな粒がもわーと広がるので、納得しました。
ほんとに、観光と開発というのはジレンマで、自然を楽しみに来る人が増えれば当然のように自然は劣化していくものです。それだけに、本当の自然を楽しみたい人は、まだ誰も知らない秘境を目指すんでしょうね。
バイクを借りて島の北部へ
フーコックでは、ボートクルーズもいいのですが、ベトナムではバイクを簡単に借りられるので、バイクを借りて島の北部に向かうといいです。北部には国立公園(Phu Quoc National Park)もあります、陸上の自然も楽しめます。しかし、ここにも巨大開発が始まっていて、ディズニーランドのような「ブインパールランド」ができています。海岸地帯をホテルや遊園地、サファリも含めたリゾート開発を行っています。このリゾートはニャチャンにもあるそうです。
地元ビーチは心地よい
私は、自然のままの場所がいいので、さらにその先、もう、カンボジアとの国境の海峡を目の前にした地元ビーチが好きです。目の前がカンボジアのシアヌークビルです。ここには、テールボートで人のいない浜辺に連れて行ってくれる、小さなテールボートの船長が沢山いますので、交渉して人のいない浜辺でのスノーケリングがおすすめです。
ホテルの前のロングビーチでも十分楽しめる
滞在するプーコックタウンのリゾートのホテルもプライベートビーチ付きで、目の前がすぐ海です。ビーチで寝転んでいると、地元のおばさんが果物とかを売りにきます。マンゴーを頼むと、その場で皮をむいてカットしてくれます。あえて、他の場所に行かなくても、ここで十分楽しめるのがとてもいいです。もちろんプールもあります。
ベトナムで食べたいのは「ブン」と「青パパイヤサラダ(ゴイドウドウ)
」
そして、ベトナムに来たら、絶対食べたいのがフォーやブンです。ベトナムといえばフォーと言ってしまいますが、実はベトナム人にとってはフォーよりも「ブン」だそうです。米の面ですが平麺ではなくて日本のうどんの細い形です。
そしてもう一つはベトナムの青パパイヤサラダ(ゴイドウドウ)です。タイの青パパイヤサラダ(ソムタム)とは味が違います。私はベトナムの方が好きです。どちらもミントや付け合せのハーブがたくさん出てきて、とても健康的です。ベトナムの食生活は日本人にはとても合うと思います。いよいよベストシーズンです。